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湯田温泉で見られる「キツネ」の置物、これには言い伝えがありました。
昔々、湯田の権現山の麓のお寺の境内に小さな池がありました。
その小池に、毎晩1匹の白狐が傷ついた足をつけにきます。
この様子を見ていた和尚さんが不思議に思いその池の水をすくってみると温かかったのです。
そこで池を深く掘ってみると熱い湯がこんこんと湧き出るとともに、薬師如来の金像があらわれたのです。
この仏像は拝んで湯あみをすると難病も治る「白狐の湯」として評判となり温泉は栄えるようになったそうです。
湯田温泉は、「白狐が傷ついた足をつけていた」ことで見つけた温泉場だったんですね。
でも、私が見た限りではそのことを説明しているものは見つかりませんでした、、、これはちょっと不親切ですよね。
宿泊した「梅乃湯」の隣に「ある」ものを見つけました、それが「温泉舎(ゆのや)」です。
天然温泉が湧き出る様子が見られる「受湯槽」や、自然石を利用した「飲泉場」、温泉の湯気と香りが体感できる「湯の川」などがあり、
夜間は高さ約7.9メートルの櫓がライトアップされます。
こんな説明がされている温泉舎ですが、こんな施設って珍しいですよね。
そして気をつけていないと見逃してしまう場所にあったのが、写真の標柱です。
現在は居酒屋になっていますが、昔はここに茶屋があったようです。
萩に城を構えていた毛利氏は、山口に客館、湯田にお茶屋を設け藩主の休息の場所として、
兼ねてより他藩の来客の接待所としたが、幕末に至っては吉田松陰、高杉晋作、桂小五郎(木戸孝允)を始め
勤王の志士が密談の場としてしばしば利用した。
その後、豊前の文士長三州が来て、臨屋堂と名づけた。そのお茶屋の遺跡だそうです。
この湯田温泉ですが、色々と見るところがあって早朝散歩が楽しかったです(笑)
今日はここまで、それではご機嫌よう♪