大分県豊後大野市から気ままなblog

大分県の豊後大野市、そこは阿蘇山大噴火の影響が残り、澄んだ川と四方を山に囲まれた小さな故郷。そんな故郷<and so on>で国指定難病CIDPを患う爺さんがお届けするブログ
池田石幢
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    JUGEMテーマ:豊後大野市朝地町
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    昨日は朝から曇天、予報では午後から晴れと報じていたのですが、お昼過ぎから雨が降りすぐに薄日が差した三重町です。
    でも天気が曇天でも日中の気温が10度を下回ることはなくなって、ようやく私の好きな季節になってきました(笑)
    ただ昨日は天気よりもショックなことがあって、カメラを落下させ内蔵フラッシュ部分を破壊。。。
    早速、修理の手続きをしましたが修理代が怖いσ(TεT;)

    さて朝地町池田地区にある県指定有形文化財です、この県指定有形文化財のご紹介も残り僅かになってきました。

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    一万田氏館跡の北の谷窪に所在する、総総高222cm六角の塔身に方形観の中台を載せ、六地蔵を線刻した六角の龕部(がんぶ)を持つ石幢である。
    銘文から 応永17(1410)年、悦山慶公の供養として建てられたことがわかり、一万田氏ゆかりの塔と考えられる。
    笠と中台が破損しているが歴史的な価値の高い石幢である。

    このように解説されています。

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    もう少し詳しく説明しますと、
    「一萬田真政には五人の兄弟と一人の妹がいて、五男と思われる太田四郎貞郷を除いて三人が僧籍に入ったそうです。
    この六地蔵塔は一萬田宗家の連枝たちが報恩寺(市万田の町区にあった)住職為入の発願に協賛して、その父かと思われる
    悦山慶公大禅定門の供養のために應永十七(1410)年七月十四日に孟蘭盆会に造立したものだそうです。」

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    線刻が非常に繊細で彩色も一部残っていて優しく穏やかな六地蔵という印象を受けます、これにはちょっと見とれてしまいました(笑)
    一萬田氏一門の建立した貴重な石造記念物です、是非皆様にも見学してもらいたいですね。

    今日はここまで、それではご機嫌よう♪
    | 小鮒 | 文化財 | 05:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
    朝日
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      JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
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      一昨日の朝、ウォーキングをしていると昇る太陽が真っ赤でカメラを持っていなかったことをすごく後悔しました(TεT;)
      そして昨日の朝、もしかして真っ赤な太陽を拝めるかもしれないと思ってカメラを持ってウォーキング。。。
      すると、、、

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      一昨日と同じ真っ赤な太陽が昇ってきました。
      こうなるとウォーキングなんてそっちのけ(笑)
      夏の夜明けに空が真っ赤になるのは見ていますが、太陽が真っ赤になって昇るのは余り見たことがありません、その太陽を皆さんにご紹介したくて撮影してみました。

      どうして真っ赤な太陽に見えるのか少し調べてみると、
      「 可視光線では波長の短い青や紫ほど空気中の水蒸気や塵によって散乱されやすいので、日の出や日没のように大気の中を長く通ってくる場合、
      散乱されにくい赤に近い方の色が多く目に届くので赤っぽく見えます。」

      だからこの日は、 空気中の塵や水蒸気が普段より多かったせいで赤く見えるんだそうです。
      なるほどねぇ、、、勉強になりました。

      ただ綺麗な朝日と天気は別物のようで、太陽が顔を隠すことが多かった一日でした(><;)

      今日はここまで、それではご機嫌よう♪
      | 小鮒 | 風景 | 05:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
      石五道の板碑
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        JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
        JUGEMテーマ:豊後大野市千歳町
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        昨日の朝は霜が降りて寒さを感じましたが、日中は暖かい一日でした、ただPM2.5の影響か見通しの悪いこと悪いこと(苦笑

        さて千歳町高添地区にある文化財です、この文化財のすぐ裏には中九州道路が走っています。
        実は、この高添地区に県指定有形文化財がありまして、その文化財を探している時に偶然見つけた文化財です"r(^_^;)

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        高添の畑地に所在する板碑で、二つに切断しているとみられている。
        貞和5年(1349)の銘があり、親の冥福を祈るために年忌などに仏事法要を営んで建てられたと考えられている。

        このように解説されていますが、左にある石柱は石幢の塔身のようで石幢と板碑が存在していたようです。

        しかし「親の冥福を祈るため」に建てるなんて、なんとも親孝行なお方ですね。
        現代はお墓を建てるのが精一杯、例え親であってもそれ以上のことはしたくても出来ないのが現実です。
        そんなことを思うと、現代では殆どの人が「生活することで精一杯」なわけで経済的にも精神的にもある意味、昔より貧しくなっているような気がします、もちろん私を含めて。。。

        今日はここまで、それではご機嫌よう♪
        | 小鮒 | 文化財 | 05:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
        早尾原石幢
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          JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
          JUGEMテーマ:豊後大野市朝地町
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          昨日は日本全国「桜の日」でした、でも豊後大野市の桜は咲き始め、今週の土日が見頃となるでしょう。
          天気は時々太陽が顔を出しましたが、風が吹いて少し寒く感じる一日でした。

          さて朝地町上尾塚地区にある県指定有形文化財です、この近くには多くの観光客が訪れる普光寺磨崖仏や早尾原古墳などがあります。

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          上尾塚に所在する単制の石幢。
          暦応2(1339)年の造立、幢身は八面でそれぞれの面が板碑型となっており梵字(ぼんじ)が刻まれている。うち一面には浄土三部経一石一字とある。
          平成12年の調査では基壇(きだん)下から一石一字経が見つかっている。
          非常に端正で清楚な造りでその形式も全国においてもあまり類がなく貴重である。

          このように解説されています。

          私が数多くご紹介した石幢と違い、一石一字経を納めている石幢です。
          この朝地町には 一石一字塔が数多く存在するのには驚かされます、三重町には数多くの文化財がありますが 一石一字経を納めている石幢の類いは記憶にないですね。

          これも地域の信仰に関係したものなのか、少し興味があります。

          今日はここまで、それではご機嫌よう♪
          | 小鮒 | 文化財 | 05:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
          木野道標
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            JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
            JUGEMテーマ:豊後大野市緒方町
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            昨日は穏やかでした、風も冷たくなくて寒さも感じない、いい天気でした。

            さて緒方町木野にある文化財です、木野地区は竹田市との境に近い地区で、この文化財を三度探しました。
            二度目の探索時は、この文化財の20メートルほど手前まで来ていたのですが「こっちじゃないだろ」と思って引き返してしまいました(><;)
            もう少し根気強く探していれば、、、と少し後悔しました(苦笑

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            総高71cmの石塔で「右おひら 左おんたけ道」と刻まれている。
            岡城より尾平鉱山に続く街道の御嶽神社方面への分岐点を示すために設け建てられたと考えられる。

            このように解説されています。

            この道標の左側に小道があって、そちらに進むと「おんたけ(清川町方面)」へ、そして道沿いに進むと「おひら(緒方町尾平方面)」に行くのでしょう。

            この道標や塚に刻まれている文字は劣化が始まっていて判読が難しくなっています、実に勿体ないですね。

            今日はここまで、それではご機嫌よう♪
            | 小鮒 | 文化財 | 05:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
            竜ヶ鼻古墳
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              JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
              JUGEMテーマ:豊後大野市三重町
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              昨日は太陽が顔を出していたにもかかわらず風が冷たくて寒さを感じました、午後から少し暖かくなりましたが、ここ数日はこんな天気が続くようです。

              さて三重町赤嶺、三重町駅裏にあるツツジ公園の横にある県指定文化財です。

              大原台地の南西端上のつつじ公園の隣に位置する前方後円墳である。
              墳形はかなり改変されているが、全長約35m、後円部径18m、前方部長さ17mを測る。
              後円部頂上に盗掘跡と思われる窪みがあるが、主体部については何も伝えられていない。
              遺物として円筒埴輪(えんとうはにわ)が出土しており、古墳時代 中期の5世紀後半頃の築造年代が推定されている。
              また、南側崖下には横穴墓(よこあなぼ)群もあり、古墳時代の墓域として重要な遺跡である。

              このように解説されています。

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              これが盗掘後のようです、いつの時代にも悪い奴がいるんですねぇ(苦笑

              解説にもある南側崖下にある穴ですが、現在はアパートが建っているので確認しませんでしたが、実はその穴、私の幼少時代の秘密基地でした(^^)v

              ロウソクやマッチなどを隠して、お菓子を持って穴で食べていたのを覚えています。
              あの頃ゲジゲジが頭に落ちたらそこが禿げるって言われていて、ゲジゲジを見つけたら大騒ぎしていました(笑)
              当時は防空壕の跡って言われていたはずなんですが。。。
              まさか、あの穴が墓域だなんて、、、何も知らないって言うのは幸せなことです(^-^;

              ところで駅裏の千歳に続く現在の道、あれは国体(天皇)道路なんですよ。
              昭和41年に開催された大分国体の時、馬術会場が大原で開会、そのために造った道路なんです。
              天皇陛下が馬術をご覧になるため三重町を訪れ、そのとき車体の横に菊のご紋がある天皇専用列車が三重町駅に停まっているのを記憶しています。
              そして、その道路を造る時に家をまるまる一軒移動させたのには驚いたものです。

              ちょっと昔話をさせていただきました。
              今日はここまで、それではご機嫌よう♪
              | 小鮒 | 史跡 | 05:59 | comments(2) | trackbacks(0) |
              戸崎石幢
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                JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
                JUGEMテーマ:豊後大野市朝地町
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                昨日は薄日がさす一日、太陽の光は豊後大野市に届くけど薄い雲を挟んで地上に降り注ぐ、そんな感じでしたね。
                でも寒くないのは助かります、桜の花も順調に開花している豊後大野市です。

                さて朝地町市万田地区にある県指定有形文化財です、ここは大野町との境が交わる場所で石幢のある場所からは国道57号線が見え、中央左の道路先に「友岡組」の社屋が見えます。

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                これが戸崎石幢です、屋外にある石幢の中では最も彩色が残っている文化財です。

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                戸崎区観音堂に所在する平面観方形の石幢。墨書による文安5(1448)年の紀年銘がある。
                龕部(がんぶ)には六地蔵と十王2体が薄く彫りだされ、赤・白・黄などの彩色が残されている。

                このように解説されています。

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                赤・白・黄の他に黒の彩色も残っています、屋外にあるのに550年以上も彩色が残ることは奇跡と言っていいかも。。。

                現地の案内板には、次のようなことが記載されていました。
                「後花園天皇の文安五年(1448)に造立されたものである。
                石材は通称目細石を使っており、墨書で判読できるこの塔の奉献者達は、六道すなわち地獄道・餓鬼道・畜生道・人間道・
                天上界に変幻自在に現れて衆生を救うという地蔵菩薩の尊像を彫り現世の安穏や来世の極楽往生を心から願い祈ったものと思われる。
                この時代この地方は地頭から在地領主へと移りつつあった一万田直政などの活動した頃にあたる。」

                今日はここまで、それではご機嫌よう♪
                | 小鮒 | 文化財 | 05:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
                チューリップフェスタ2016情報
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                  JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
                  JUGEMテーマ:豊後大野市緒方町
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                  昨日の午前中は太陽が出たと思ったらすぐに隠れるを繰り返し、午後から太陽は完全に雲隠れ(笑)
                  寒さを余り感じることはありませんでしたが、太陽が出ていないと寒々しく感じるのは仕方ないですね(TεT;)

                  さて来月の4月2日から緒方町原尻の滝周辺で「チューリップフェスタ2016」が開催、一足早くチューリップの情報をお伝えします。

                  桜が開花してからは気温も高めの日が続き、あちこちで色んな花が咲くようになってきました。
                  フェスタの会場である原尻の滝周辺でも可愛いチューリップの花が咲き始め、現在は「咲き始めたばかり」の状態です。

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                  来月の2日から開催されますが、見頃としてはちょっと早いかも知れません。
                  それでも、色とりどりのチューリップの花を楽しめることは間違いないでしょう。

                  今現在のチューリップは丈も低く(品種ならソーリー)、写真の右隅には球根の皮を被った芽が出ている状態。。。
                  ただ心配なのは寒い日が続くようなので、開花に影響が出ないことを祈るだけです。

                  4月2日からたくさんの観光客のご来場をお待ちしています。

                  以上、フェスタの会場からでした(笑)

                  今日はここまで、それではご機嫌よう♪
                  | 小鮒 | 風景 | 06:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  池田石橋
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                    JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
                    JUGEMテーマ:豊後大野市朝地町
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                    以前、霜が強いと菜の花が「おじぎ」することをご紹介しました。
                    昨日の朝は霜が強くて写真のように菜の花が「おじぎ」をしていました、まぁ大霜ではないので「おじぎ」ではなく「会釈」程度でしたが(笑)
                    日中は穏やかな天気でした、気温も「まぁまぁ」のくらいでしたし風も強くなく「穏やかな天気」という表現がピッタリの一日でした。
                     
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                    さて私が撮影する文化財の写真で圧倒的に少ない被写体があります、、、それは「石橋」です(苦笑

                    これまで緒方町で二本、清川町で三本、合計五本の石橋しか撮影したことがありません。
                    「なしか?」
                    それは、どの石橋を撮影しても同じに写ってしまうからです(笑)
                    要するに腕が未熟なため、橋のどの部分を切り取って撮影していいのかつかめていないからです。。。
                    そんな私が六本目の石橋撮影にチャレンジしたのが「池田石橋」です。

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                    田村と舘の間の市万田川に架かった石造アーチ橋である。
                    橋長17m、径間13.5m、大正12年に豊肥線朝地駅開通の折、交通の利便を図るために架けられたものである。

                    このように解説されています。

                    石橋としては小さい部類になりますが、完成した時には地域の方が大喜びしたはずです。
                    そして石橋をネットで検索すると、石橋ばかりを撮影している方もいるんですねぇ、そのアングルを見て少しヒントをもらったような。。。
                    でも私にとって石橋は難しい被写体である事に変わりありません、これからも引き続き精進していきましょう。

                    今日はここまで、それではご機嫌よう♪
                    | 小鮒 | 文化財 | 06:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    瀬口板碑
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                      JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
                      JUGEMテーマ:豊後大野市朝地町
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                      昨日の朝は、うっすらと霜が降りていて歩いていても耳が冷たく感じるくらいの寒さでした。
                      日中は晴れましたが風が吹けば寒さを感じ、最高気温は15度程度でここ数日の中では寒さを感じる一日でした。

                      さて朝地町池田地区にある文化財です、以前にも申し上げましたが池田地区には一万田氏に関する文化財が多数存在します、この板碑も一万田氏と関係があるようです。

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                      瀬口の山林内に所在し、下部を欠損しているが規模の大きな板碑であったと思われる。
                      残存部分で高さ131cm、幅82cmを測る。延徳2年(1490)の銘がある。

                      このように解説されていますが、写真で分かるように山林内ではなく竹林の中にあります。

                      もう少し詳しく説明しますと、
                      板碑は、故人の追善供養や後生安楽を願って鎌倉時代や室町時代に盛んに造立されたようです。
                      この板碑も延徳2年11月の造立で室町時代後期の戦国時代にあたります。
                      この近くには地頭一萬田氏の居館や常住寺、妙園寺などの遺跡があり、供養のために造立されたと思料されます。
                      阿弥陀仏を表す梵字の種子は綺麗に残るものの下部の欠損が惜しまれています。

                      今日はここまで、それではご機嫌よう♪
                      | 小鮒 | 文化財 | 06:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
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