大分県豊後大野市から気ままなblog

大分県の豊後大野市、そこは阿蘇山大噴火の影響が残り、澄んだ川と四方を山に囲まれた小さな故郷。そんな故郷<and so on>で国指定難病CIDPを患う爺さんがお届けするブログ
馬背畑宝塔
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    JUGEMテーマ:豊後大野市緒方町
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    昨日は穏やかでいい天気でした、ゴールデンウィークの初日としては最高の天気でしたね。

    さて緒方町の馬背畑地区、少し高い場所に馬背畑御霊社があります、その裏にある文化財です。

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    御霊八社裏に所在する宝塔で、総高1.62m。
    相輪が欠けているが、清川町六種の石造宝塔(県指定)と同じ形式の塔である。
    銘文により鎌倉時代後期の文保2年(1318)造立である。

    このように解説されています。

    清川町六種にある石造宝塔は、この御霊社から見渡せる場所にあることや造立の時期も鎌倉時代であることから何らかの関係があるのかも知れません。

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    銘文は何とか読み取れますが、造立された年を確認することは出来ませんでした。
    解説に少し付け加えると、「施主秀順ほか一名が礼拝のために建立した」ものだそうです。

    今日はここまで、それではご機嫌よう♪
    | 小鮒 | 文化財 | 05:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
    石井宝篋印塔
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      昨日は一日曇天で、風が吹くと少し寒さを感じた一日でした。

      さて昨日ご紹介した釈迦堂宝篋印塔の横にある石井宝篋印塔です、釈迦堂宝篋印塔より一回り小ぶりなものです。
      大きさや装飾などを見た時に、豊後大野市の中では標準的な宝篋印塔と言っていいでしょう。

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      石井地区の釈迦堂跡にあり、釈迦堂宝篋印塔と隣接して造立されている宝篋印塔。
      総高は1.23mで相輪の九輪部分を欠失している。紀年銘により、康暦3年(1381)の造立である。

      このように解説されています。
      釈迦堂宝篋印塔との違いである笠が三段(釈迦堂宝篋印塔は四段)、基礎部分には極一般的な連弁に近いものが刻まれています。

      そもそも宝篋印塔という名前は鎌倉時代から使われており、塔の中に宝篋印陀羅尼経を納めることから出たといわれています、
      必ずこの経だけでなく、法華経や舎利を納めたというのもあります。
      もともとは、インドのアショカ王の建てた八万四千の塔(銅・銀・鉄製の方形の小塔)の故事にならって、中国の呉越王銭弘俶が
      作った金銅製の塔で、内部には宝篋印陀羅尼と言う息災安穏長寿のため呪文を納めて諸国に配ったのが始まりといわれています。
      わが国には中国より帰国した僧によって伝えられた言われています。

      今日はここまで、それではご機嫌よう♪
      | 小鮒 | 文化財 | 05:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
      釈迦堂宝篋印塔
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        JUGEMテーマ:豊後大野市犬飼町
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        昨日はほぼ一日雨でした、災害のことを考えなければたまに降る雨もいいんですが、大きな災害の後の雨は勘弁して欲しいですね。

        さて犬飼町田原の石井地区にある文化財です、この地区のすぐ隣は千歳町になります。

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        石井地区の釈迦堂跡にあり、石井宝篋印塔と隣接して造立されている宝篋印塔。
        総高は1.43mで相輪を欠失している。紀年銘はなく、室町時代頃の造立と推定されている。

        このように解説されています。
        解説文の中にもあるように、この宝篋印塔の横には石井宝篋印塔がありまして同じ宝篋印塔でも造りは少し違います。
        大きく違うところは二つ、一つは写真の基礎にある装飾で通常は連弁(チューリップのような形)を刻むのですが、この形は初めて見ました。

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        そしてもう一つが笠の部分です、石井宝篋印塔は三段なのに対して釈迦堂宝篋印塔は四段になっています。
        この違いは造立された年代が違うことの証なのか、それとも単に石工が違うだけなのか。。。

        今日はここまで、それではご機嫌よう♪
        | 小鮒 | 文化財 | 06:16 | comments(2) | trackbacks(0) |
        下ノ原の道標
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          昨日は曇り時々雨の予報だったのに午前中は日が差してました、午後からは少し曇ってきましたが。
          熊本県の避難所では報道関係者と避難者の間でトラブルが多発しているみたいですね、カメラが時には凶器になることを報道関係者は自覚して欲しいものです。

          さて千歳町長峰にある文化財です、この文化財のすぐ左側には中九州道路が走っています。
          この文化財も探しました、資料館からいただいた地図と全く違う場所にあって地図で示されている地域の方に尋ね回っても「聞いたことがない」と言われ続け、
          ある方が「下ノ原ならここじゃない、犬飼に近い場所が下ノ原という地区だからそこで聞いた方がいい」といわれ教えていただいた地区に移動していた時に見つけました。

          場所を少し詳しく説明しますと、県指定の高添石幢がある場所から犬飼方面へ進むと中九州道路を渡る場所に到着します、その中九州道路を渡るとすぐの所にあります。

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          上部に坐像を彫刻し、「ひご二十り みえの市三り」と銘がある。
          肥後往還道沿いの三重方面の分岐点を示す道標と考えられる。
          伊藤斧右衛門が18世紀中頃造立したものと考えられている。

          このように解説されています。

          わかります?ひご二十(八?い?)りと彫られているのが。。。

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          こちらはハッキリとわかります、みえの市三りと彫られています。

          ただ劣化が激しいのが気になります、せめて雨よけの対策をしていただけるとありがたいのですが。。。
          街道が通っていた証として貴重な資料となる文化財です。

          今日はここまで、それではご機嫌よう♪
          | 小鮒 | 文化財 | 05:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
          石五道の石幢
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            昨日の午前中は曇りでしたが、昼前から「ポツポツ」と雨が降り始め午後からは降ったり止んだりの天気。
            一週間はこんな天気が続くようです、熊本のことを思うと晴れて欲しいのですが。。。

            さて千歳町高添地区にある文化財です、以前に「石五道の板碑」をご紹介させていただきましたが、その板碑のある場所から中九州道路を挟んで対面にあります。

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            高添の権現といわれるところに所在する石幢で、幢身が外れた状態で置かれている。
            龕部には六地蔵と十王2体などの像が彫られていて、大永6年(1526)の銘がある。

            このように解説されています。

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            六地蔵などの姿は劣化が進み保存状態は良好とは言えませんが、地域の方たちが大切にしているというのは感じました。
            この場所には石幢以外にも祠や宝塔などの部材があって、この場所にはお寺のようなものがあったのではないかと思われます。

            今日はここまで、それではご機嫌よう♪
            | 小鮒 | 文化財 | 05:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
            高添上の板碑
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              一昨日の午後から降り始めた雨は夜中に降り止んだようで朝は路面も乾いていました、そして一昨日は地震の揺れを久しぶりに感じることはありませんでした。
              でも、昨日の朝に震度2の揺れを感じ地震の終息はまだまだ先のようですが、一時期頻繁にあった地震速報の減少や携帯への緊急地震速報がなくなったのは少しだけ安堵しますね。

              さて千歳町高添地区にある文化財です、住宅地の中にあるので見つけるのに苦労しました。。。
              たまたま農作業をしていた方がいたので尋ねたら、「その家の裏にある」と教えていただけたので助かりました。

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              高添区の宅地内に所在する2基の板碑で、共に天文8年(1539)の銘がある。

              このように解説されています、天文八年がわかりますか?

              板碑の下部には装飾が施されていて、保存状態は良好な部類に入ります。

              今日はここまで、それではご機嫌よう♪
              | 小鮒 | 文化財 | 05:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
              大木の宝塔
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                昨日は夜になって雨が降る予報でしたが、午後過ぎてから雨が降り始めた三重町です。

                さて千歳町下山地区にある文化財です、三重町方面から中九州道路千歳町インターチェンジに向かっていると国道57号線との交差点に出ますが、
                その交差点の手前に小麦の家「鈴」があって、その「鈴」の少し手前には植木店があります、その植木店の裏の山に本日ご紹介する文化財があります。

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                大木区の山林に5基並んで所在する宝塔である。
                うち3基に銘文があり、永禄5年(1562)、永禄6年(1563)、天正6年(1578)の紀年銘があり、室町時代から安土桃山時代にかけて造立された宝塔群である。

                このように解説されています。

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                僅かながら彩色が残っている宝塔もあります、ですが山中にあるため保存状態は良好とは言えません。

                今日はここまで、それではご機嫌よう♪
                | 小鮒 | 文化財 | 05:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
                上津留の石幢
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                  JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
                  JUGEMテーマ:豊後大野市千歳町
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                  昨日は一昨日の大雨が嘘だったように晴れて暖かい?暑い?一日でした、でも再び天気はくずれていくようで熊本が心配です。

                  さて県道三重・新殿線を三重町から千歳町方面に走ると中九州道路への入口があって、その入口に入らないで直進すると左側にある集落が大木地区になります。
                  その大木地区の県道沿いに文化財がありますが、家と家の間にあるので気をつけて見ないと通り過ぎてしまいます。

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                  大木区の県道沿いにある堂横にある石幢で、紀年銘は判読できないが室町時代の造立と思われる。
                  付近に法積寺(ふうしゃくじ)という寺院があったといわれている。

                  このように解説されています。

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                  龕部に彫られている六地蔵は肉彫り?で劣化の影響なのか、それとも本来彫られていないのか、顔の部分がハッキリしていません。
                  千歳町には「石幢」が少なくて「笠塔婆」と呼ばれる石の文化が盛んだったようです、ですから文化財にも笠塔婆が多いのが特徴です。

                  今日はここまで、それではご機嫌よう♪
                  | 小鮒 | 文化財 | 05:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  天神三里塚
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                    JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
                    JUGEMテーマ:豊後大野市緒方町
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                    昨日は予報通りに雨それも大雨警報のおまけつき、でも多発している地震より雨の方が可愛いですよね、もちろん雨の程度にもよりますが。。。
                    そして土砂災害の危険があるとして避難準備情報も出ました、こうなったら神頼みしかないような。。。
                    この大雨で熊本の災害が心配になります、家が倒壊しているのに追い打ちをかける大雨、自然は容赦してくれません。
                    ところで三重町にある薬局店、食料品なども取り扱っていますがカップ麺の陳列棚には商品がありません。
                    お店の方に伺うと、地震が発生して以来買っていく人が多かったのですが、補充する商品が届かないそうです。
                    被害の少ない豊後大野市でさえ商品が届きにくい状態なのですから、熊本県なんて推して知るべしですよね。。。

                    さて緒方町天神地区にある文化財、個人宅の敷地内にあります。
                    どの文化財もそうですが、個人宅の敷地内にあると探すのに苦労します、、、ホントに"r(^_^;)

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                    総高97cmの角柱状の石塔で「岡ヨリ三里」と刻まれている。
                    岡城より宇目に続く街道沿いの3里目を示すために設けられたと考えられる。

                    このように解説されていますが、劣化は見ての通り激しいものです。
                    「ヨリ三」は私にも確認できますが、一番下の「里」は字の形でなんとか想像できる程度です。

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                    右の坂道が昔の街道だったのでしょう、すぐ上に宝塔の台座が確認できました。
                    となると三里塚の位置が気になりますが、もしかしたら何らかの理由で移動させたのかも知れませんし、
                    あるいは手前にある現在は田圃になっている土地に街道が通っていたのかも知れません。

                    今日はここまで、それではご機嫌よう♪
                    | 小鮒 | 文化財 | 06:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    神角寺のシャクナゲ
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                      JUGEMテーマ:大分県豊後大野市
                      JUGEMテーマ:豊後大野市朝地町
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                      昨日は晴天で暑いくらいの陽気、午後から少し風が吹き始めましたがいい天気でした。
                      余震なのか前震なのかは不明ですが揺れはまだ続いています、でもその回数自体は減っているように思えますが油断は大敵です。

                      さて朝地町にある神角寺のシャクナゲが見頃を迎えています、一週間前に見た時にはつぼみばかりだったのに現在では満開に近い状態です。
                      見頃は今週末、来週だと花が散り始めているでしょう。

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                      そして神角寺のある鳥田地区は田植えの準備が終わっています、豊後大野市の中でも一番早く田植えを始める地域です。
                      田植えのピークはゴールデンウィークが終わった週末になるのでしょうか、稲作農家の方にとっては忙しい時期が迫ってきました。

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                      神角寺の本堂は国指定重要文化財、 本堂内に掛けられている4面の懸仏(かけぼとけ) は県指定有形文化財になっています。
                      シャクナゲの花と共に文化財も楽しめます、今週末は是非神角寺へと足を運んでください。

                      今日はここまで、それではご機嫌よう♪
                      | 小鮒 | 風景 | 05:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
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